環境測定・分析
環境大気調査
環境大気のモニタリング
環境大気は、国や自治体が常監局を設置して常時モニタリングされています。常監局は、一般局と自排局の2種類があり、年間を通じて試料を連続的に採取して測定を行い、その結果をオンラインでリアルタイムに監視しています。大気質については、光化学スモッグの発生予測や注意報の発令・解除などの緊急事態のチェック等に用いています。
しかし、常監局以外でも環境大気の状況を把握したい場合があります。
- 国や自治体が常監局以外の環境大気の状況を把握したい場合
- 何らかの事業を予定(道路建設、工場建設など)している場合
- 何らかの事業の影響の程度を把握したい場合
- 環境アセスメントの事後評価を行う場合
測定項目は、基本的には環境基準項目から目的に応じて決定されます。
環境大気と発生源との関係を知りたい等の目的で気象観測も行います。
環境大気測定項目等
● 自動測定器による連続測定
窒素酸化物(二酸化窒素、一酸化窒素)、一酸化炭素、二酸化硫黄、浮遊粒子状物質、光化学オキシダント
● 現地試料採取→ラボにて分析
塩化水素、ダイオキシン類、簡易測定(NO、NO2)(短期型、長期型)、降下ばいじん、有害大気汚染物質、石綿(アスベスト)
● 気象観測
風向・風速、気温・湿度、日射量・放射収支量・大気安定度(算出)、気圧、降水量
業務の流れ
現地でのモニタリングは一週間ほど測定車を設置して連続して行うことが多く、そのため事前の電源設置や事後の電源撤収が必要な場合があります。