環境基準
地下水
地下水の水質汚濁に係る環境基準について
地下水の水質汚濁に係る環境基準(平成9年3月13日 環境庁告示第10号)
項目 | 基準値 (mg/L 以下) |
測定方法 | 測定方法の詳細 |
---|---|---|---|
カドミウム | 0.003 | JIS K0102 55.2 | 電気加熱原子吸光法 |
JIS K0102 55.3 | ICP発光分光分析法 | ||
JIS K0102 55.4 | ICP質量分析法 | ||
全シアン | 検出されないこと | JIS K0102 38.1.2 及び38.2 | ピリジン-ピラゾロン吸光光度法 |
JIS K0102 38.1.2 及び38.3 | 4-ピリジンカルボン酸-ピラゾロン吸光光度法 | ||
JIS K0102 38.1.2 及び38.5 | 流れ分析法 | ||
環告第59号 付表1 | 流れ分析法 | ||
鉛 | 0.01 | JIS K0102 54 | フレーム原子吸光法 |
電気加熱原子吸光法 | |||
ICP発光分光分析法 | |||
ICP質量分析法 | |||
六価クロム | 0.02 | JIS K0102 65.2 | ジフェニルカルバジド吸光光度法 |
フレーム原子吸光法 | |||
電気加熱原子吸光法 | |||
ICP発光分光分析法 | |||
ICP質量分析法 | |||
砒素 | 0.01 | JIS K0102 61.2 | 水素化物発生原子吸光法 |
JIS K0102 61.3 | 水素化物発生ICP発光分光分析法 | ||
JIS K0102 61.4 | ICP質量分析法 | ||
総水銀 | 0.0005 | 環告第59号 付表2 | 還元気化原子吸光法 |
アルキル水銀 | 検出されないこと | 環告第59号 付表3 | ガスクロマトグラフ(ECD)法 |
PCB | 検出されないこと | 環告第59号 付表4 | ガスクロマトグラフ(ECD)法 |
ジクロロメタン | 0.02 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.2 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(FID)法 | ||
四塩化炭素 | 0.002 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.4.1 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.5 | 溶媒抽出-ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
クロロエチレン (別名塩化ビニル又は塩化ビニルモノマー) |
0.002 | H9環告第10号 付表 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
1,2-ジクロロエタン | 0.004 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.3.2 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(FID)法 | ||
1,1-ジクロロエチレン | 0.1 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.2 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(FID)法 | ||
1,2-ジクロロエチレン | 0.04 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 (トランス体のみ) |
パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.3.2 (シス体のみ) |
パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(FID)法 | ||
1,1,1-トリクロロエタン | 1 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.4.1 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.5 | 溶媒抽出-ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
1,1,2-トリクロロエタン | 0.006 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.4.1 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.5 | 溶媒抽出-ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
トリクロロエチレン | 0.01 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.4.1 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.5 | 溶媒抽出-ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
テトラクロロエチレン | 0.01 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.4.1 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
JIS K0125 5.5 | 溶媒抽出-ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
1,3-ジクロロプロペン | 0.002 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(ECD)法 | ||
チウラム | 0.006 | 環告第59号 付表5 | 溶媒抽出又は固相抽出による高速液体クロマトグラフ法 |
シマジン | 0.003 | 環告第59号 付表6の第1 | 溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法 |
環告第59号 付表6の第2 | 溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ(ECD,FTD)法 | ||
チオベンカルブ | 0.02 | 環告第59号 付表6の第1 | 溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ質量分析法 |
環告第59号 付表6の第2 | 溶媒抽出又は固相抽出によるガスクロマトグラフ(ECD,FTD)法 | ||
ベンゼン | 0.01 | JIS K0125 5.1 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ質量分析法 |
JIS K0125 5.2 | ヘッドスペース・ガスクロマトグラフ質量分析法 | ||
JIS K0125 5.3.2 | パージ・トラップ・ガスクロマトグラフ(FID)法 | ||
セレン | 0.01 | JIS K0102 67.2 | 水素化合物発生原子吸光法 |
JIS K0102 67.3 | 水素化合物発生ICP発光分光分析法 | ||
JIS K0102 67.4 | ICP質量分析法 | ||
硝酸性窒素及び 亜硝酸性窒素 |
10 | NO3- JIS K0102 43.2 | 還元蒸留-インドフェノール青吸光光度法 |
銅・カドミウムカラム還元-ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 | |||
イオンクロマトグラフ法 | |||
流れ分析法 | |||
NO2- JIS K0102 43.1 | ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 | ||
イオンクロマトグラフ法 | |||
流れ分析法 | |||
ふっ素 | 0.8 | JIS K0102 34.1 | ランタン-アリザリンコンプレキソン吸光光度法 |
JIS K0102 34.1.1 c) 及び 環告第59号 付表7 |
蒸留分離-イオンクロマトグラフ法 | ||
JIS K0102 34.4 | 流れ分析法 | ||
ほう素 | 1 | JIS K0102 47.1 | メチレンブルー吸光光度法 |
JIS K0102 47.3 | ICP発光分光分析法 | ||
JIS K0102 47.4 | ICP質量分析法 | ||
1,4-ジオキサン | 0.05 | 環告第59号 付表8 | ガスクロマトグラフ質量分析法 |
[備考]
- 基準値は年間平均値とする。ただし、全シアンに係る基準値については最高値とする。
- 「検出されないこと」とは、測定方法の欄に掲げる方法により測定した場合において、その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう。
- 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は、JIS K0102 43.2.1、43.2.3又は43.2.5により測定された硝酸イオンの濃度に換算係数0.2259を乗じたものとJIS K0102 43.1により測定された亜硝酸イオンの濃度に換算係数0.3045を乗じたものの和とする。
- 1,2―ジクロロエチレンの濃度は、JIS K0125の5.1、5.2又は5.3.2により測定されたシス体の濃度とJIS K0125の5.1、5.2又は5.3.1により測定されたトランス体の濃度の和とする。
- 環告59号とは、人の健康の保護に関する環境基準(昭和46年12月28日 環境庁告示第59号)